「アクセサリーをワンランク上の輝きにしたい」
「キラキラしたビーズでハンドメイドを楽しみたい」
そう思ったとき役立つのが「スワロフスキー・ビーズ」です。ダイヤモンドのような圧倒的な輝きは、世界中のクリエイターを魅了し続けてきました。
しかし、「最近お店で見かけなくなった」「どこで買えるの?」という声も増えています。
この記事では、スワロフスキービーズの基礎知識から、人気の種類(型番#5328や#5000など)、初心者でも簡単なアクセサリーの作り方、そして現在の販売状況と注目の代替品まで、あなたの「知りたい!」にすべてお答えします。
SHIZUKI
監修者・株式会社NEOVINCI・株式会社NEOVINCI 代表取締役・PRIMA! デザイナー
「美学を生きる」ことの価値を伝えるため、自らの制作経験と業界での出会いを記事として紡いでいます。ビーズアクセサリーの概念を「哲学を纏うジュエリー」として再定義することを目指しています。
専門分野:ジュエリーデザイナー
詳細プロフィールはこちらスワロフスキービーズとは?世界を魅了するクリスタルの輝きの秘密

1895年にオーストリアで創業したクリスタルガラスブランドであり、スワロフスキー社が製造する、最高級のクリスタルガラス製ビーズです。
本来ジュエリー・アクセサリーなどの完成品を販売していましたが、「スワロフスキー・エレメント」などの名称で、手芸店やアパレルメーカー向けにビーズそのものを供給・販売。
独自の精密なカット技術と高い透明度が特徴で、光を受けるとダイヤモンドのように美しく輝きます。その品質の高さから、アクセサリーや手芸、衣装の装飾などに世界中で愛用されています。
単なるガラスビーズと一線を画すその美しさには、3つの秘密があります。
- 独自のクリスタルガラス
酸化鉛の含有率が非常に高く、光の屈折率と透明度がずば抜けています。これにより、深く澄んだ輝きが生まれます。 - 精密なマシンカット技術
コンピューター制御による精密なカット技術は、スワロフスキー社の特許。ファセット(カット面)がシャープで均一なため、光を効率的に反射し、比類なき輝きを放ちます。 - 特殊なコーティング加工
光の当たり方で虹色に輝く「オーロラ(AB)加工」など、多彩な表面加工も魅力の一つ。作品に豊かな表情を与えてくれます。
この品質の高さから、ハンドメイドのアクセサリーはもちろん、高級ドレスの装飾やシャンデリアにも使用されてきました。
しかし、2020〜2021年頃にブランド戦略を大きく変更し、「高級ブランド化」を進めるため、一般向けのDIY用ビーズ(素材)の販売からは事実上撤退しました。
スワロフスキービーズの主な種類と人気型番【カタログ】
スワロフスキービーズには数多くの種類がありますが、特に人気の高い代表的な型番を知っておけば、作品作りの幅がぐっと広がります。
定番中の定番!ソロバン型「#5328」
- 特徴:日本の「そろばん」の珠に似た形で、最もポピュラーな型番です。「スワロフスキー ビーズ 5328 ソロバン型」として広く知られています。
- 使い方:ビーズ同士の間に入れたり、メインパーツとして使ったりと、オールマイティに活躍します。ピアスやブレスレットに最適です。
- サイズ:3mm、4mmが特に人気ですが、2.5mm~8mmまで幅広いサイズ展開があります。
シンプルで使いやすいラウンド型「#5000」

- 特徴:シンプルな球体(丸型)のビーズです。#5328がシャープな輝きなのに対し、#5000は優しく上品な光を放ちます。
- 使い方:メインとしても、脇役としても使いやすく、他のビーズとの相性も抜群です。ネックレスの連材などに多く使われます。
- 5328との違い:#5328は多面体カットでキラキラ感が強いのに対し、#5000は丸いフォルムで柔らかな印象を与えます。
ハート型が人気の「#6228」

- 特徴:ハート型のビーズです。
- 使い方:これを使うだけでアクセサリーの印象が一気に変わります。
本物のような輝き!クリスタルパール「#5810」
- 特徴:クリスタルの核に、本物の真珠のような輝きを持つパール加工を施したビーズです。汗や香水にも強く、耐久性が高いのが魅力。
- 使い方:フォーマルなアクセサリーからカジュアルなものまで幅広く使え、上品な作品に仕上がります。
初心者でも簡単!スワロフスキービーズの使い方とアクセサリーの作り方
スワロフスキービーズの使い方はとてもシンプル。初心者の方でも、すぐに素敵なハンドメイドアクセサリーを作ることができます。
基本的な使い方
- テグスやワイヤーに通す
ネックレスやブレスレットの基本です。 - ピン類(Tピン、9ピン)でパーツをつなぐ
ピアスのチャームなどを作る定番テクニックです。 - 編む
テグスやレース糸でビーズを編み込み、指輪やモチーフを作ります。
【レシピ付き】スワロフスキービーズで作る簡単アクセサリー3選
ここでは、初心者向けの簡単なアクセサリーの作り方をご紹介します。
1. キラキラ揺れるシンプルピアス
- 材料:#5328(4mm)2個、Tピン2本、ピアス金具1ペア
- 作り方:
- Tピンにビーズを通す。
- ピンの根元から7~8mm残してニッパーでカットする。
- 丸ヤットコでピンの先端を丸め、輪を作る。
- ピアス金具の輪を開き、作ったパーツを通して閉じる。
2. 華奢なブレスレット
- 材料:#5000(3mm)お好みの数、ボールチップ2個、カニカン・アジャスターセット、テグス
- 作り方:
- テグスにビーズを通していく。
- 端をボールチップで処理し、片方にカニカン、もう片方にアジャスターを取り付ける。
3. マスクチャーム or ペンダントトップ
- 材料:お好みのスワロフスキービーズ数個、カニカン、丸カン、9ピン
- 作り方:9ピンにビーズを通し、つなげていくだけ。最後にカニカンを取り付ければ完成です。
【重要】スワロフスキービーズの現在|廃番理由と入手方法
2021年10月、スワロフスキー社はブランド戦略の転換により、DIY・ハンドメイド市場向けのビーズパーツ販売を全世界で終了しました。
「スワロフスキービーズが欲しいのに、通販サイトでも在庫切れが多い…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
現在市場に出回っているのは、販売終了以前に仕入れられた在庫品のみとなっています。これが廃番や品薄の理由です。
今スワロフスキービーズはどこで買えますか?

現在、スワロフスキービーズを入手する方法は、主に以下の2つです。
- 手芸専門店の在庫品:貴和製作所やパーツクラブなどの大手手芸店に残っている在庫を購入する。
- オンライン通販サイト:ビーズ専門の通販サイトや、フリマアプリなどで個人が出品しているものを探す。
【注意】正規品・本物の見分け方
入手が困難になったことで、残念ながら偽物や類似品も出回っています。正規品を購入するためのポイントは以下の通りです。
- 輝きとカットの精度:本物はカットが鋭く、輝きが均一で深みがあります。
- パッケージ:Swarovskiの公式ロゴが入ったグレーのパッケージが正規品の目印です。
- 信頼できる販売店:長年の実績がある大手手芸店や専門店での購入が安心です。
スワロフスキービーズの代替品は?おすすめは「プレシオサ」

※画像引用:プレシオサ社公式
スワロフスキーが入手困難になった今、多くのハンドメイド作家が代替品として注目しているのが、チェコ共和国の老舗クリスタルメーカー「プレシオサ(PRECIOSA)」社のビーズです。
プレシオサは、スワロフスキーと並び称されるほどの高品質なクリスタルガラスを製造しており、その輝きはスワロフスキーに引けを取りません。
プレシオサ社はビーズにおいては幅広い種類を手掛けており、公式サイトによると世界85カ国に広がっています。

※画像引用:プレシオサ社公式
シードビーズをはじめ、表面を研磨して独特の輝きを持たせたファイアポリッシュビーズ、型押し成形のプレスドビーズ、さらにツインビーズやファルファーレなどの特殊形状ビーズまで、長い歴史に裏打ちされたチェコガラス技術が生かされています。この分野は、プレシオサを象徴する主力カテゴリーといえます。
一方で、プレシオサのビーズ展開はチェコガラスに限定されません。ランプビーズ(Lamp Beads)やイミテーションパール、ビーズミックス、ウッドビーズ、さらにはガラスと異素材を組み合わせたコンビネーション素材など、装飾性やクラフト用途を意識した多様なビーズを展開しています。
この中でスワロフスキーの代替品となるような、クオリティの高いビーズもありつつ、価格が比較的リーズナブルな点も魅力で、現在も安定して供給されています。
スワロフスキービーズに関するよくある質問(Q&A)
Q. スワロフスキービーズの偽物と本物の見分け方は?
A. 最も分かりやすいのは輝きとカットの鋭さです。本物は光に当てると虹色の光が強く、シャープに反射します。また、穴の周りが欠けていたり、形が不揃いだったりするものは偽物の可能性が高いです。信頼できる店舗で購入することをおすすめします。
Q. カラーやサイズの見方は?
A. カラーは「クリスタル」「ライトシャム」のような名称と、3桁の番号で管理されています。「クリスタルAB」のように末尾にABと付くものはオーロラ加工が施されています。サイズは「ss(ストーンサイズ)」や「mm(ミリメートル)」で表記されます。オンラインのカラー一覧チャートやカタログを参考にすると選びやすいです。
Q. スワロフスキービーズのお手入れ方法は?
A. 輝きを保つため、使用後は柔らかい布(メガネ拭きなど)で優しく拭いてください。皮脂や化粧品が付いたまま放置すると輝きがくすむ原因になります。水洗いはコーティングが剥がれる可能性があるため避けましょう。
Q. スワロフスキービーズが廃番になった本当の理由は?
A. スワロフスキー社が、BtoC(消費者向け完成品)事業に注力し、BtoB(企業向け)の中でもDIY市場から撤退するというブランド戦略の変更が理由です。品質の問題ではありません。
まとめ:スワロフスキーの輝きをハンドメイドで楽しもう
スワロフスキービーズは、その圧倒的な輝きで、小さな一粒でも作品全体を華やかにしてくれる特別な存在です。
市場からの撤退により入手は困難になりましたが、まだ手に入る在庫を探したり、高品質な代替品であるプレシオサなどを活用したりすることで、これからもクリスタルの輝きを放つ素敵なアクセサリー作りを楽しむことができます。
この記事を参考に、あなただけのオリジナル作品をハンドメイドしてみてください。



